フィジークにしろボディビルにしろビキニにしろ、コーチの存在は大きいもので、名選手のそばには必ず名コーチの存在があるものです。
コーチを選ぶことについて、いろいろな考え方がありますが、大きくは2つで、
①最初のコーチと二人三脚で最後まで突き進む
②自分のレベルに合わせてコーチを代える
というものです。
①は師弟愛が感じられ、成功すれば美談として語られる一方、勝って勝って勝ちまくって、より高い競技レベルを求められた場合にコーチがそのレベルや熱量についていけない現象があります。
②は自分の置かれているステージに合わせて必要な知識や技術を学べる一方で、どんなコーチに依頼しても表面的な部分しか得られない可能性がありそうです。
私の場合はフィジークデビューの前後は千葉県連盟のジムでコーチを受け、ポージングの基本を学びましたが、千葉、関東と勝ち進むにつれ、トップどころの選手と私では何かが違うと感じるようになりました。たとえばプレアクションであったり、表情であったり、サーフパンツの履きこなしであったり。一言でいえばフィジークの洗練度。何かが違うのは分かるけど、何が違うのかが分からないという感じ。
しかし私が感じた洗練度の違いはコーチにはピンとはこないようで、そこから今でもお世話になっている齋藤真人さんにコーチを依頼することになり、今に至ります。
そんなわけで、私としてはコーチを代えることは前向きに捉えていて、そこに遠慮はいらないと思っています。不義理がないように配慮するべきですが、何をいわれても気にすることはないでしょう。
私も選手のコーチ依頼をいただくことがありますが、関口に頼んでよかったと思っていただけるように、日々学んでいきます!