こんにちは!関口です。今日は日曜日ということで趣味の話でも聞いてください。
私は意外と本を読むことが好きで、読みかけの小説が一冊あるだけで生活が豊かになるような気がしています。
そんなわけで、今日は私が今まで読んだ好きな小説を5冊紹介させてください。
「①白夜行/東野圭吾」東野圭吾といえばやっぱりコレですよ。ドラマや映画にもなったのでご存知の方も多いかと思います。ドラマでは主人公桐原亮司役の山田孝之が暗い目をした少年でハマり役なんですよね。まさに白夜を歩くような男女二人の幼少時代から青年時代までの見えない絆を描いた悲しくて儚い物語。強く生きなきゃと思わされる一冊です。
「②IWGPシリーズ/石田衣良」初回発行からもう20年以上ですかね?当時10代だった主人公マコトもタカシもおそらく40歳前後。私も一緒に歳を重ねてきた気持ちでいます。いまだに新刊が出るとハードカバーで買う唯一の小説で、ドラマではマコトを長瀬智也、タカシを窪塚雄介が演じていましたが、ドラマ版のキングタカシは魅力的だけど、小説のタカシは本当にカッコいいんです。「2巻の少年計数機は泣けるよな。なあ、あんたもそう思うだろう?(マコト風)」
「③40翼ふたたび/石田衣良」実は石田衣良の小説は好きでエッセイも含めてコンプリートしています。本書を初めて読んだときは確か私も20代後半でしたが、人生の折り返しになって様々なレールからはみ出した男女がそれぞれに少しずつ再起していく様が描かれていて、この本を読んだ影響で、良くも悪くも私は「いつからでも何でもできる」と思っているフシがあります。心を清々しさで癒してくれる爽快な一冊です。翼ふたたび。イーグルス聴きたくなりますよ。
「④ガダラの豚/中島らも」私が中学生のころに初めて読んだ小説で、分厚いハードカバーで前編、中編、後編の三部作ですが、当時一気読みした記憶があります。超能力、オカルト、呪術、アルコール依存、洗脳、宗教。ハチャメチャなようでいてリアリティがあり、「そういうのってあるかも」と思わされる話です。中島らも小説の主人公は大体アルコール依存症で、中島らも本人そのままみたいな人物が登場するのですが、それがまたいいんですよね。弱さは魅力であり、脆さは色気だったりして。
「⑤一瞬の夏/沢木幸太郎」実在するボクサー・カシアス内藤の現役時代を追ったノンフィクションですが、「いつかいつかと願っていれば、いつかはやってくる」といった内藤氏の言葉に対して、作者が感じた「いつかいつかと思っていても、いつかはやってこないのではないか…」という心情がアスリートの残酷さや厳しさを物語っているように思えたものです。実は私は高校大学とレスリングをしていたのですが、高校の部活引退から大学入学までの数か月間だけ、地元船橋のボクシングジムに通っていたことがあるんです。そこになんと偶然カシアス内藤さんがいらして、ミット打ちをする私に「あんちゃん良いパンチ打つな。スピードあるじゃん」と声をかけてくれました。当時はカシアス内藤という人物を知らなかったので、やたら迫力がある優しい黒人のおじさんという感じでしたが、明らかに只者ではなさそうなおじさんに褒められたのが嬉しくて毎日ジムに通うも、大学に行くまでの数ヵ月しかいないことは言い出せずもどかしかった記憶があります。
以上が私の好きな小説5冊です。
好きな方がいらっしゃれば、熱く語りましょう。