こんにちは!関口です。
久しぶりにFacebookをみてみたら、12年前の今日という投稿が出てきました。どうやら12年前の私は起業してジムの内装工事に立ち会いながらオープン準備に走り回っていたようで、非常に懐かしく、少しばかりほろ苦い気持ちになりますが、今となっては「あれがあったから今がある」と思える良い経験と学びです。
ジムの場所は千葉県の習志野市、京成大久保駅前商店街にある築50年越えビルの4階ジム居抜き物件で、88坪のテナントを家賃諸々込み月50万円という設定でした。300万円ほどの内装をかけて鏡張りの大きなヨガスタジオとパーソナル小部屋を3つ、他にも団らんスペース、スタッフルームといった具合で、「パーソナル&ヨガスタジオ」としての業態でスタート。
坪単価で考えれば家賃は安いのですが、私の事業には広すぎるスペースでした。20坪、いや15坪で十分だったでしょう。
また、築50年越えのビルは隙間風や雨漏りなどのトラブルも多く、冷暖房費が膨れ上がったりと、諸々の出費もかさみました。戦略分析なしで走り出してしまう若気の至りです。昔ゲーム三国志で戦力もないのに戦ばかりする私に軍師から「勇気と無謀は違うのですぞ」とたしなめられた事がありますが、まさにその通りだなぁ…としみじみ思ったものです笑
特にヨガは心のどこかに「流行っているから」「インストラクターさんにお任せで自動的に集客できるから」みたいな気持ちがありましたが、このヨガ事業が大ゴケ。「湧き出るような思い入れがない事業はうまくいかない」と心から思いました。結局1年ほどでクラスを大幅に減らし、気トレ塾という少人数制、担当制、予約制の事業を生み出し、これが盛り上がりをみせ、少し会社が持ち直します。
そんなこんなで約6年間経営したのち会社がなくなり、筋トレしかやることがなくなって鍛えまくった結果のフィジークデビューで千葉→関東→オールジャパン→アーノルドを獲って現在に至ります。筋肉に人生を救われていますね。
現在では「ジムをオープンしたい」というオーナー様からお声がけをいただき、ディレクターのようなかたちで参画させていただくことがありますが、私は一度しくじっている者ですので、謙虚に泥臭くやろうと思っています。
以上、Facebookからの回顧録でした。