好きなトレーニング哲学ってありますよね。
私の場合は「全身の連動を総動員してウェイトを動かした結果、対象筋に効いてしまう」という考え方。「対象筋に効かせるようにピンポイントで関節と筋肉をアイソレートさせる」という教科書的なやり方とは少し異なります。
昔、40キロのダンベルをハイプルのように全身で跳ね上げていく動作(結果的に三角筋サイドに効く)をやり込んで肩が一番成長した経験があるのですが、当時はお客様の前とか社内研修などでは肩甲上腕関節だけを動かすいわゆる教科書的なサイドレイズを推奨していました。要するに表と裏のフォームを使い分けていたわけですが、ある日マッスルグリルで有名なシャイニー薊さんがYouTubeのトレーニング紹介で私がやっていたのと同じ裏フォーム(はちゃめちゃトレーニングと表現していましたが)を紹介していたのをみて「私と一緒の考え方だ!」と驚き嬉しくなったのを覚えています。同時に、私はセコく表と裏のフォームを使い分けていましたが、薊さんは裏表なく堂々と自身の取り組みを紹介していて、真っ直ぐな哲学を感じました。そういうところを視聴者は敏感に感じ取るから人気があるのでしょうね。
そんなわけで、私も自分がやっていることを裏表なく、よそ行きのフォームなんて考えないようにしていこうと思った次第です。